小学生【この項目は準備中です】

 

●中学生の事例1 (Nさん・女 中学3年生)

【状況】
知的障害があるため長期記憶が苦手である。音に敏感で学習中も気が散ることが多い。
また、高校受験に対してどのように取り組むべきか迷っている。

【サポート内容】
①障がいに配慮したサポート環境づくり
②高校入試に向けて数学の学習(数学の試験は小学校算数程度)
③入試の面接や新しい環境で学校生活がに馴染めるようソーシャルスキルトレーニングを実施

【サポートの実施と成果】
①個別の部屋でサポートすること、外が気にならないようにカーテンや窓を閉めるなどの対応をし、集中して取り組める環境をつくる。

②60分のサポートの際は苦手な単元や前回の学習で間違えた問題の復習を行い、90分のサポートの際は入試問題と同じ形式でつくった問題を解くようにした。また、試験時間に慣れることができるようにサポート場所で学習するときは制限時間を提示して問題を解かせた。これにより、試験時間と同じ30分間集中して解くことができるようになった。

③入試や面接、また新生活の不安を取り除くためにコミュニケーションやソーシャルスキルトレーニングを実施し、現在では、新しい環境でも生活に馴染め、毎日楽しそうに学校に通っている。

●中学生の事例2 (Bくん・男 中学2~3年生)

【サポート当時の状況】
中学2年の夏よりサポート開始。
学習の遅れあり、学習習慣がない状態(障害特性があるわけではない)。

【サポート内容】
○中学2年生夏~冬
週1回のペースで数学・英語をサポート。60分。
学習への意欲、学習の習慣を整える。
1年生より振り返り、単語や基礎的な知識を中心に身につける。

○中学3年生春
週2回のペース数学・英語をサポート。60分×2回

○中学3年生秋
部活の引退と伴い、週2回のペース+自習(質問可)90分×2回+自習

○中学3年生冬~春
計画されたサポートと、本人のコツコツした努力が合わさり、
偏差値38→公立高校合格レベルまでアップ。

【配慮】
・根本理解の定着。繰り返し解くこと習慣の定着。
・タイムスケジュールが自分で組み立てられるよう工夫
・学習だけではない、こころの面でのコミュニケーションの重視